計装屋のブログ

ビル関係の計装屋です。プラントは扱っていません。

ビルの計装の御仕事㉞

計装屋です
ビルの計装工事の体験談を書きます

高田馬場にある商業ビルの改修工事です
空調機3台の改修ですが、商業施設で居ながら改修でした
初日は9月の最終週月曜日の昼間です今回改修する3台の空調機の状況と既設盤、
現調と新設盤の設置位置の検討を行いました
最初の1台目の工事は営業が終了する11:00からスタート
その日蒸気は使用していなかったようで、保温バラシとともに既設の
自動制御配管配線を撤去しその日の作業終了。
作業2日目11月末の水曜日の夜、すでに既設空調機は撤去され
新設の空調機が設置されていた、新設自動制御盤の設置と制御用の
新設配管配線工事を明け方までかかって行い終了
2日後の夜間に残工事を終わらせ同時に調整作業員にチェックを
させ動作確認が終わったのは明け方でした

2台目と3台目は同じ機械室内ながら狭く1台ずつしか作業できないので
12月に撤去の日、新設の日、調整の日を2セット夜勤ばかりだった
明け方作業員の車やタクシーで丸の内の事務所に帰り床で仮眠をとって
昼間は別の現場に行っていた
40台後半の体で体力的に厳しかった

制御は室内の温湿度センサーを電気式からPT100の温度センサーと
1~5V出力りの高分子式に変更
冷水弁と蒸気コイル弁をアクティバルに取り換え
最初の1台は蒸気の比例制御を行うため蒸気用スプリンリターンの
アクティバルと遮断弁のためPMKを直列に接続
空調機内温度を電気式サーモで監視して蒸気漏れの安全策としました

残り2台の空調機は給水を電磁弁で制御する加湿モジュールタイプだったので
制御的にはON/OFFでした

3台ともDDC制御ですが中央監視はスマートスクリーンなので
自動制御盤内にC-DGPを設置し動力盤への発停と状態警報監視
室温の計測を行い
制御自体はスタンドアローンで行いました
設定変更は機械室でできるように盤面にDDCのオペレータパネルを
設置しました

その後もその現場の空調機更新工事の計画があると
営業が言っていたが、別の人が担当したみたいだった

次回は別の現場を書きます