ビルの計装の御仕事㉟

計装屋です
ビルの計装工事の体験談を書きます

新宿の高層ビルで１９７４年に竣工したそうです
既設の空気式排煙ダンパをできるだけ撤去して
地下２・３階の駐車場の端から端まで設置してある空気用
SGP20Aをすべて撤去して空気源の負荷を減らし
空気源装置の運転時間の短縮を期しました
発電機室と電気室に設置してある大型のダンパは
サイズがあまりに大きく電気式のモータでは動作できないため
空気式ダンパを更新することになりました
日本では製造していないのでアメリカのハネウェル社から
輸入して更新しました
更新中はダンパが動かず電気室の温度計測もできないため
電気室内の温度を温度計で測りながら室温が上がりかけたら
駐車場からの空気を入れて冷やしながら施工しました

また、テナントで入っている焼き肉屋のファンコイル制御を
空気式からDDC方式に変更するため天井内に潜りました
夜間でファンの運転を停止している焼き肉屋のにおいは
気持ちが悪くなるほでした
しかも天井面にグラスウールを置いてあったためかゆくなりました
天井内にはネズミの死体が何体か発見しました
しかも死んで時間が立っているようで干からびていました

他にも銀行の天井内の空気式排煙ダンパの空気配管を撤去したり
高層階の厨房の天井内の排煙ダンパも空気式だったので
空気配管を撤去したりしました

かなり空気の手動バルブを閉として空気式の自動制御盤も撤去
しましたが、空気源の動作はさほど変化はなかったようです

この工事はすべて夜間で１～３月に行われました
昼夜逆転生活で体調を崩しそうでした

次回は別の現場を書きます