計装屋のブログ

ビル関係の計装屋です。プラントは扱っていません。

ビルの計装のお仕事⑱

計装屋です
ビルの計装工事の体験談を書きます
他県に転勤になりました
最初の現場は大学の拡張工事です
既設大学棟に古い監視盤がありそのポイントも
何点か取り込む工事と新築棟(5階建てだったかな)の工事がありました
新築棟工事の方が規模が大きな工事でした
地元の協力会社に出してもらった見積書は私が
検討した額より高くなかなか折り合いがつきませんでした
その協力会社も隣の県に拠点があり
交通費がかるということでした

そのころ図面は手書きではなくCADで書いていました
サブコンさんのCADの種類は無料のフリーソフトが主流でした
計装図はAutoCADなので平面図はDXF変換してもらった
図面に書いてました

現場担当の協力会社職人さんは若く経験があまりない人でした
計装図の見方と盤図の読み方を教えて
どこからどこへ配線がつながっているか
ケーブルの種類や本数とかをレクチャーしていました

転勤先は山が多くどこへ行くのの車が必要でした
現場へ行くのにも車が必要で、その現場は作業員にくらべ
駐車スペースが確保できておらず、朝に現場の駐車場へ止めると
昼に会社へ帰るときは自分の車を駐車場の外へ出すために
いろんな車を移動しなければならない時もありました
中にはマニュアル車もありオートマに慣れた私は
免許証はありますが久々の操作ため戸惑うこともありました

寒い土地で冬場になると仮設の水道水が凍結しました
階段室1階にジェットストーブを設置し建物全体を温めたりしていました
冷却水にブライン(不凍液)を使用したのも初めてでした

現場の終盤になると不要物の片づけをするのに
ELVが足りず3階の窓から外へ投げていたほどです

協力会社さんに毎日残業してもらい
無事に竣工することが出来ました

竣工後、半年くらいして落雷により
DDCが故障した事故があり
DDCを交換し、避雷器を設置しました
建物に直接落雷したのではなく付近の大木に
落ちたそうです
そうゆうことも知らなければならないと思いました

次回は別の現場を書きます