ビルの計装の御仕事㉕

計装屋です
ビルの計装工事の体験談を書きます
転勤しました
というより戻ってきました

最初の現場は大学病院の新築工事
70000平米ぐらいだった

手術室や陰陽圧制御のある病院なのでコジェネを運転して無停電の電源系統を送電できるよう構築されています
中央監視装置は空調工事ですが
受電側の停電や構内の事故による
あらゆる停電状態に空調機の再起動をするため
電力監視も取り込んでいました
構内の各サブ変電所にDDCを設置
防災センターに電力監視用のIcont
を設置そこまでは電気設備からの
受注です
サフ変の状態をきっかけ信号として空調で収めたシーケンサーで停電を判断して順次空調再起動を行います
設計許容電圧まで空調機の定格運転電圧の合計まですぐに再起動させ
消費電力に余裕があれば次の順位の空調機を再起動させる
制御を最終的におさめてます

元々の設計図ではそこまで書いておらず
設計の先生が打合せのたびにグレードを上げてそうなりました

打合せの度に言うことが違うため
制御方法を決定するのは大変でした

詳しくは言えませんが
竣工後病院業務が始まっている中
シーケンサーの制御動作が原因で
停電しなくて良い系統を停電させ
病院様に多大なご迷惑をおかけしたことがありました
会社の本部長まで来ていただき
いっしょに謝っていただきました

その節は関係者の方にご迷惑をおかけしました、誠に申し訳ありません

その事故はその会社での私の経歴
に残っているのでしょう
後の課長にうわさは聞いていると
言われたことがあります
それを聞き後に会社を止める事の1つの要素となりました

その事故はシーケンサーだけの問題では無くいろんな不具合が重なっての出来事でした

事故後打合せに半年を費やしシーケンサーのソフト変更ができたのは１年後のことです
その間会社のメンテナンス部署を中心に毎月別の不具合も含めた打合せを何年か行いました

次回は別の現場を書きます