計装屋のブログ

ビル関係の計装屋です。プラントは扱っていません。

ビルの計装のお仕事⑯

計装屋です

ビルの計装工事の体験談を書きます

 

出版社の本社ビルの新築工事

 

サブコン3社のJVのせいなのか

事務所の雰囲気が

良くない現場でした

サブコンの計装課が常駐していて

今考えたらやり安いと

思いますが当時は同じ年の

計装課の方とも仲良くならず

その上司の年配の方とも

上手くいきませんでした

その年配の方は設計事務所

先生対策で入って居られました

事務所が狭く

私と協力会社の代人さんは

別の部屋入れられてました

そこに新入社員がOJTで私の

とこに来ましたが

まだ現場工事が始まっておらず

残業もできない為

私が朝礼から事務所に帰ってから

夕方まで机上の教育してました

 

自社の営業の方は関西から

単身赴任でこられた方で

バリバリの関西弁でした

私が計装課の方と

上手くいかなかったので

かなり迷惑をかけました

 

施工図はまだ手書きの時代でした

協力会社の方が作成してくださいました

計装図のVEやCDを考えて

比較表を作成し計装分科会に

提出してました

これまでやった事ない仕事でした

 

熱源制御が標準の熱源用DDCでは

制御できないのでシーケンサー

使っていました

 

加圧排煙制御という変った制御も

あり非常階段の扉の開け閉めを

マグネットスイッチで感知し

加圧ファンのINV制御をするので

それ用のシーケンサーも入れてました

工事は工程より遅れ気味のため

建築の職長を集めた毎日の打合せ

通常サブコンさんが代表で出席

ですが建築からすべての職長に

参加を強制し部屋毎に

職種毎にいつ作業していつ終わらせるか決めていました

外構の水道メータを取り込む為

地下1階の部屋の天井内の外壁スリーブ内に配管を設置してました

外構工事のため一度埋め戻されていたとき雨降りが何日か続き

その計装配管内を通って

既に天井ボードが貼り終わっていた部屋に入ったため天井を濡らしてしまい建築の副所長にかなり怒られた事もありました

 

廊下を制御用配線を施工し機械室の壁が施工中だったので床に

巻いて置いていたところに

軽量工事の火花が散り

ケーブルが燃えてボヤとなりました

すぐに消し止められたようで

消防署には連絡して無かった

と思います

建築の副所長に呼ばれ

建築事務所に行くと

軽量工事の会社の人がいて

ケーブルの賠償金は直接請求するようにとボヤの事は口外しないように言われました

もうその副所長は引退してる

はずなので時効だと思います

 

調整とも上手くいかず

面白くない現場でした

 

32階の建物は竣工し

アトリュウム工事の頃は

現場を離れ別の人にひきつぎました

 

次回は別の現場の事を書きます