計装屋のブログ

ビル関係の計装屋です。プラントは扱っていません。

ビルの計装のお仕事⑤

計装屋です

ビルの計装の作業の続きを書きます

 

受電

試験調整

残工事まとめ

総合連動立ち合い

検査関係、自主検査・消防検査・竣工検査

竣工

竣工図・試験成績書、作成・提出

と進めます

 

 

総合連動試験は現場によって違います

まず、火災停止の考え方が大切です

というのは火災発生した場合、そのフロアの空調を停止ですが

同時に直上階も停止か直上直下を停止か全館停止か

空調停止も内気を循環させているだけのFCUやPACを

停止させるか停止しなくても良いか

中央監視ポイントに入っていない単相100Vのファンはどうするか

 

火災停止を行うタイミングは防災設備の第一報か第二報か

 

施工前に設計へ確認が必要です

 

 

総合連動で行うのはだいたい

通常運転(確認)→火災発生→空調停止→排煙機・消火ポンプ運転

→停電発生→消防負荷の起動確認→鎮火・復電

一連の動作確認です

 

排煙機は何台あるか、総合連動試験で何台動かすか

排煙機の起動は防災盤から行いますが

停止は動力盤での操作が必要です

また排煙機停止前に排煙口を閉じるとダクトがつぶれます

 

総合連動とは別ですが

消防確認検査の時に電気室などのN2消火の確認を行うとき

別の検査班が防火シャッターの確認を次々に行っているときに

防災盤から中央監視へ連動信号を投入すると

電気室の給排気ファンをシャッター連動で停止してしまい

試験がうまくいきません

全館放送でシャッター班を止めてやることが多いです

 

N2消火の確認方法

電気室給排気ファン通常運転確認→N2感知器炙り→給排気ファン停止

→N2放出消火→排気ファン起動によるN2排出

 

この一連動作を確認する場合はシャッター班は検査を中断する

必要があります

 

シャッター班とN2消火確認班はそれぞれ別同で検査に回っており

時間が読めないので朝礼時などに時間を決められません

 

どこの現場でも消防検査あるあるです