計装屋のブログ

ビル関係の計装屋です。プラントは扱っていません。

入社当時 ビルの計装の御仕事㊾

計装屋です
ビルの計装工事の専門です

入社式の前日に広島からバイクで上京して
当時三鷹に住んでいた兄貴の家に泊めてもらいました
入社式当日から1週間は会社が手配してくれた大井町のホテル暮らしです
これぞバブルの恩恵かな確かバブル崩壊は入社の前年だったけど
建築業界は波が遅れてくるのだそうです
同期は確か100人くらいでほとんど地方出身者なので
みんなで同じホテルです女子は違うホテルだったけど
1週間は一般研修で社会人1年生の教育を受けました
研修の間に希望配属を提出し、最後の日に配属を言い渡されました
東京本社以外に東北支店、名古屋支店、大阪支店に分かれていきました
東京本社の工事部に配属が決まり
会社が用意してくれた板橋の寮に住むことになりました
1か月間は工事部の研修がありましたできたばかりの東京都庁
見学に行かせてもらいました
そういえばその時以来1回も行ってないな

1か月の研修が終わり2週間は体験みたいで現場勤務
現場事務所で図面の裏トレばかりしてました
裏トレとは・・・当時はまだ図面は手書きの時代
建築図をトレースして計装の配線図を書くのですが
建築図や通り芯は図面のトレーシングペーパーの裏側に
書いて配線の書き直しで消しゴムで消えないようにします
書きたい建築図が入った設備図面を裏返しに青焼き機で焼き
トレーシング用紙の裏側に通り芯と建築部分のみトレースをします
それを裏トレといいます

その2週間が終わってから背式は遺族の部署の予定でしたが
応援が必要な現場があるそうで1か月間はその現場に行くことになりました
場所が千葉の幕張にあるIBM幕張の新築工事現場でした

 

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板橋の寮からでは通えないので月~金は現場の近くのホテル暮らしです
8時朝礼から毎日夜11時ころまで現場にいました
まだ何もできないので調整の手伝いでセンサーの動作チェックなどしてました
会社から支給されたのは作業服とヘルメット、安全帯のみ
ヘルメットは黄色い丸いカッコ悪いけどその時は会社の標準品
安全帯はロープ式まだリード式はなかったと思います
何の工具も持っていなかったので現場担当の先輩が
現場経費でプラスとマイナスのドライバーやニッパー、圧着ペンチを買ってくれました
なんだかんで配属されて1か月目で残業100時間に達しました
いまなら考えられませんね


次回をお楽しみに

 

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